ねこねこブックレビュー【06】『ねことばじてん』かしわらあきお / 主婦の友社

ねこ本の一つの特徴として「ねこだけでそこまでやるか」がある。

通常、ワンテーマだけで押し切れ、それで本を書けと言われたら、書くほうは結構きっついと思うのだけど、ねこ本の場合、著者は「ねこ」というワンテーマだけで、苦もなく、楽しそうに押し切ってしまう。そのねこ愛の異常さ、テンションこそが、ねこ本のおもしろさだ。

今「テンション」と書いた。が、ねこ本の場合、「ねこだけで押し切ってしまう」という意味では確かにテンションは高いのだけど、中身はだるだる、ゆるゆるというのもこれまた魅力で、そういう意味ではテンションは低く、つまりテンション高いのか低いのか。高く、そして低いという矛盾をねこを媒介としてアウフヘーベンし……

ごめん、どうでもいいわ。要するに「ねこ」って言葉をすべての言葉につけてったらどうなる?っていう、ほんとどーでもいいテーマだけで、一冊描ききったのが本書『ねことばじてん』だ。もちろん褒めてる。一例を挙げよう。

ねこたつ

ねころころ

ねこピーき(ねこ+コピー機)

こんな感じの「ねこ」を使った言葉遊びと、脱力間違いなしのイラストが1ページに8つくらい、合計30ページ以上にわたって紹介されている。その数なんと200個以上の「ねことば」が浴びられるってわけだ。

まあ、「ねこンビネーション」「ねここちいい」あたりはいいわ。

でも、「ねこずえちゃん」(ねこ+こずえちゃん)とか、「ねこのみちはいつかきたみち」(ねこ+この道はいつか来た道)ってなんやねん。こずえちゃんって。しりとりでいきなり「こ、こ、こずえちゃん!」って言われたら、あなたはそんなん、認めます? ぼくは認めない。でもいい。かわいいから許す!

割とダークな「ねことば」も多い。「ねこまぎれにく」(ねこ+細切れ肉)とか、「ねこくべつしき」(ねこ+告別式)とか。「ねこの細切れ肉とかじゃないだろうな……」。安心してください。イラストはすんげーほんわかしてます。ダークな言葉に脱力イラストが合わさったときが、むしろ一番笑える、この著者の持ち味が出てると思います。

巻末には「ねことばドリル」も掲載。ぜひぜひ毎日練習に励みまして、あなただけの「ねことば」を作ってみよう。では、いったんCMにゃ。(ねこージー冨田)

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