ねこねこブックレビュー【08】『ねことわたしの防災ハンドブック』ねこの防災を考える会/ パルコ出版

今後30年間で60%~70%の確率で発生するといわれている南海トラフ大地震。自分のためには、たいした備えもしていない人も、愛猫のこととなると「話は別!」って人、多いんじゃない?

『ねことわたしの防災ハンドブック』はねこを飼っている人なら、一度は読んで欲しい一冊。「ねことわたしのために今日からできること」、「ねこの命を守れるのはあなただけ」など、飼い主に語りかけるような優しいな言葉で、必要なことが漏らさず書かれている。

それもそのはず。この本が誕生するきっかけとなったのが東日本大震災。
「地震で離ればなれになってしまった」、「震災後はペットフードも品薄で備蓄の必要性を感じた」といったリアルな声をもとに、ワクチン接種やマイクロチップ装着の重要性、被災した時用のフードやケージの用意など、便利な避難グッズの紹介やチェックリストも掲載されている。

体験談の中には「余震の度におびえるようになった」、「一緒に逃げようと急いで捕まえたら、パニックになって噛みつかれた」など、被災時を彷彿させるものも。避難所で一日中ケージの中で暮らすことになっても、ケージの中で食事やトイレができるよう日頃から慣れさせておくクレートトレーニングの方法も載っているので、ぜひ試してみて。

そしてなにより大切なのは、飼い主が「自分の身を守ること」。飼い主が生きてこそ、ねこの命も守ることがでいる。この本の企画・編集を行った編集プロダクション『マイクロフィッシュ』の酒井ゆうさんも2匹のねこを飼う愛猫家。「防災について、まずは人間に考えてもらいたい。部屋を片付け、いらないものは捨てて、家の安全を確保すること。家具が転倒してねこに被害が及ばないよう、普段からできることをしておくこと。ねこって、犬みたいに躾けるわけにはいかないんで、人間が日頃から防災を意識しているかどうかが大事なんですよ」と話す。また基本的に避難時は「1人1匹」が鉄則。多頭飼いの人は近所にねこ友仲間を作って助け合う関係を築いておく、地域の防災訓練に参加し、避難のシミュレーションしておくなど、日頃の備えの重要性について改めて考えさせられる。

自身の防災グッズと共にねこたちの避難用品など必要なものはまとめて車に積んであるという酒井さん。本書を片手に日頃の備えを見直してみて。

ねことわたしの防災ハンドブック

著者 ねこの防災を考える会
発行所 パルコ出版
発行 2014年12月5日
定価 1400円(税別)

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