ねこねこブックレビュー 【01】『どやにゃん ドヤ顔猫の生き方』南幅俊輔 / 辰巳出版

時は現代。東京オリンピックを目前に控える日本は、今、空前のねこブームを迎えていたっ!!(ドヤッ)。というわけで、本屋さんを見てみれば、いつのまにか、巷にあふれる数多のねこ関連本。この連載ではそんな「ねこ本」をご紹介していく。記念すべき第1冊目はこれだ!

『どやにゃん ドヤ顔猫の生き方』南幅俊輔/辰巳出版

「ドヤ顔」という言葉がある。「得意げな顔」「調子に乗ってる顔」という意味のネットスラングだ。本書ではそんな「ドヤ顔」ねこを「どやにゃん」と呼び、写真、イラスト、漫画で縦横無尽にその魅力に迫る。

…….と、それこそドヤ顔で解説してみたわけだが、なんのことはない。本書、要は「かわいい猫の写真集」だ。

ただ、ねこ好きにもいろいろいる。「のんびりくつろいでるほにゃーっとした姿がいい」という人もいれば、「ツンと構えて、どこまでも自由な猫に憧れる」なんて人もいて、何をもって猫の魅力とするかは人それぞれだ。「香箱座りがいい」とか「へそ天がいい」とか、好みのポーズも違うだろうし。

だからこれは、かわいい猫、中でも「猫の、ドヤっと得意気な表情が好き!」という方にこそおすすめしたい一冊、というわけ。

まあ、でも「ドヤ顔」というテーマ自体も割とゆるいっていうか、結構いい加減で、そこらへんのゆるさも、愛猫家にはいい塩梅ってことなんだろうなあ。というのも、本書には「どやにゃんとは」なんて解説コーナーもあり、そこでは、上昇志向の強い若オスこそ、どやにゃんに「一番相応しい」などと書かれているのだが、その直後には

若いオスでなくとも、気性のの荒いメスや悪さを働く子猫なら、どやにゃんたりうる。といっても、たまたまドヤ顔が写真に収まってしまえば、みんな「どやにゃん」だ (p.32)

なんてあり、これすなわち、ほとんど何も言ってないに等しく、つまり「そう見えたらどやにゃんちゃうん?」という、ヒッジョーにいい加減なテーマのムック本であり、でも、そのいい加減さが、逆に世界観を広げているというか、それがよかったりする。

キャプション次第では、どんなねこの顔もドヤーッとして見えるわけで、その「見立て」を味わう、なんて楽しみ方もできるんじゃないか。

「ふっ刺し違えるかもしれんが」
「入りたければ俺を倒してから行け」

など、思わず、我が家のにゃんこたちにもアテレコしたくなる名文句も。

「どやにゃんの定義は?」「分類は?」「出版の動機は?」などと硬いこと言いっこなし。ドヤるのはにゃんこちゃんたちに任せて、こちらはそんなどやにゃんを見てニマニマと楽しみましょう。

しかし、【辰巳】出版から出ている【猫】本の多さよ……。

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